梅雨はもうすぐ!靴をカビから守る -予防編
久しぶりに履こうと思って引っ張り出した靴が、白く粉をふいている…もしかしてこれはカビ?
そんなことにならないように、本格的な梅雨シーズンが来る前に靴のカビ予防をしっかりしておきましょう。
今回は、SIROKUオーナーの友人であり、エレガントなヒールからメンズ、スニーカーまで幅広いデザインを形にするシューズデザイン歴20年の私アイベユリが、靴をカビさせない保管方法についてご案内していきます。
靴箱にはカビの大好物がいっぱい
みなさん、靴箱は日頃からお掃除していますか?
じつは靴箱の中には、カビの大好物となる次の4つの要素がそろっています。
✓湿気
✓適度な温度 ( 20-30℃くらい)
✓栄養分となる皮脂汚れやホコリ
✓酸素
特にこれからの梅雨シーズンは、この4つの条件が勢ぞろい!カビが元気に繁殖する季節になります。
そこで、できるだけこれらの条件を取り除くことでカビ予防を心がけましょう
大切な靴をカビさせないためのちょっとした心がけ
靴箱のお掃除や換気はたまにで大丈夫、あとは大切な靴がカビてしまわないように、日頃のちょっとした心がけでOKです。次に紹介することを参考に、大切な靴を守ってくださいね。
▽除湿剤を活用しよう!
水分は下に溜まりやすいので除湿剤は靴箱の下の方に置くと効果的。靴箱専用の除湿剤も販売されています。他にもヒノキなど自然由来の防カビ&除湿、消臭効果のある商品もおすすめです
▽靴を詰め込み過ぎない!
靴は余裕をもって並べてください。
▽すぐにしまわないで!靴を脱いだらまず乾燥
靴に付着した汗や雨などの水分は、カビを発生させる原因となります。靴を脱いですぐに靴箱にしまわずに、少し乾かしてからしまうようにしましょう。
▽たまのお掃除が大切!
たまには靴箱から靴を全て取り出して、掃除機で靴箱の中のホコリなどをきれいに掃除しましょう。
その後薄めた無水エタノール(エタノール8:水2)を霧吹きで吹きかけて十分に乾燥させてから靴を戻します。
万が一靴箱内にカビを発見してしまったときには上述の無水エタノール+水か、消毒用エタノールをキッチンペーパーにしみ込ませて拭き取ります。ゴム手袋をはめてお掃除してくださいね。ペーパーで拭き取るときは胞子状のカビを包み込むように取り除きましょう。こすってしまうと逆にカビがしみ込んでしまうので要注意ですよ。
▽ときどき換気をしよう!
靴箱の扉を開けて、扇風機で風を送りながら靴箱全体の換気をしましょう
梅雨までもうすぐです。数日晴れ間が続くときを見計らって、是非靴箱のお掃除をしてみてくださいね!