花と暮らそう 切り花の基本のお手入れ方法

春になって、木々や花々がいっせいに色めきだってきました。お部屋の中にも、生花を飾って心和む時間を過ごしませんか?
今回は、SIROKUの花大好きスタッフが切り花を飾る際の基本的なお手入れ方法と、花を長持ちさせるために心がけたいちょっとしたことを紹介していきます。

 

花を長持ちさせるためには、水を清潔に

きれいなアレンジメントや花束は、できるだけ長く楽しみたいですよね。しかし生花をきれいなまま楽しめる寿命は、1年で一番寒い冬で2週間ほど、夏場は4.5日ほどと言われています。
でも生花はお値段もそこそこ、できるだけきれいを長持ちさせたいですよね。そのためには、まずは基本的なお手入れをしっかり行うことです。

花を長持ちさせるためには、とにかく“清潔”を維持することがポイントです。茎や葉が花瓶の水で腐敗すると傷んでしまうため、雑菌の繁殖を極力抑えるイメージを持ってお手入れを行いましょう。注意したいポイントは次の3点です。

花のお手入れ法

植物にはついたっぷり水を与えたくなってしまうかもしれませんが、水は茎、葉は水に接触している箇所から傷んでいきます。そのため水は切り口から数センチの量があれば充分、必要以上に水に茎や葉が浸らないように気を付けましょう。また水に浸ってしまう場所にある葉や枝は腐敗の原因になるのでカットしましょう。
さらに手間になってしまいますが、できたら茎の切り戻しも毎日行うと良いでしょう。切り戻しは、水中でハサミを入れる“水切り”で行います。

そして長持ちさせるためにさらに大切なことが、花を直射日光や冷暖房などの空調の風が当たらない場所に置くことです。風通しの良い場所が理想です。

 キク科の花 長持ちする花

花の種類によって長持ちする花とあまり日持ちがしない花があるので、知っておけば花を選ぶ際に役立ちます。
長持ちすると言われているのが、たくさん種類があるキク科の花たちです。菊と聞くと仏壇に飾るような花をイメージしがちですが、ガーベラやマーガレット、アスターなどもキク科の花です。他にも、カーネーションやアルストロメリア、トルコキキョウなども長持ちします。きちんとお手入れをしていれば、2週間は楽しむことができます。

一方で、日持ちしない花として知られているのが、バラやダリアなどの人気の花たちです。中でも花びらが多くフリル咲きをするようなゴージャスな品種は、美しく咲き誇っている姿は2.3日ともいわれます。それでもあの華やかさは、何にも代えがたい魅力がありますよね。

おうちに花を飾ろう

生活空間に生花があると、きれいな花の姿を見て心が和み、香りで心を落ち着かせ、つぼみが膨らんできた、花が咲いた、そんなことで心が明るくなります。
最近では、コロナ禍によるおうち時間増加が影響して、生花が一定期間ごとに届くサブスクリプションサービスも人気だそうです。

リレオストア フラワーバッグ

今の季節どんな花を飾ろうかな、という方。香りも楽しみたいなら、フリージアやスズラン、ヒヤシンスがおすすめです。
フリージアやヒヤシンスの甘くてエレガントな香りには、うっとりと心が満たされ、バラやジャスミンと並んで三大フローラルノートと呼ばれるスズランは、心が洗われるようなフレッシュで透明感溢れるグリーンノートを楽しむことができますよ。

SIROKUでは、お花を素敵に運ぶバッグを取り扱っております。リレオストアのフラワーバッグは、使い込むほどに味わい深くなるヌメ革で作られています。ドライフラワーなどをインテリアとして飾るのにもおすすめです。

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